一期一会 【追加】あり

いつもキモノ着ています。ったって、夏だし浴衣だし半幅帯でチョチョイと結んでるだけだし裸足で下駄だし…家にいる時は、伊達帯だけでも平気だし。どうせフランス人分からないから。「わ~、カワイ~」とか言われるし…。

さて先日、買い物途中、買い物も最短で15キロ離れた町まで車で行かねがばならないのですけど…その途中で、突然車のエンジンの熱が急上昇して、パパンッと音がして、煙がモクモク~。

ウチはいつも中古車で、いつもトラブルに見舞われてて(こちらの話では、フランス車は新車でもトラブルはあるとか…)いいかげんウンザリしていました。でも今回のは娘から買い受けた車で、あまり走ってもおらず、身内だから安心してもらったのですね。なんせ車なんて知らないので買う時どこを注意しなければならないのか全然分からないので。へーきで騙されちゃいそうだから。

ところが、ウチは、特に、PCなどの先端技術が大嫌いで「生きる化石」と言われている夫から、「アンチ先端メカ」オーラが出まくっているのではと疑っているのですが … それまで大丈夫だったものがうちに来たとたん壊れるっ(爆)。
で、そのせいかどうかは知りませんが、乗り出して気分良かったのも数回、突然、パパン、パパンッと。爆発するかとビビった…。

慌てて、何とか道路沿いの草むらに場所見つけて緊急停車。夫が保険会社と電話でやりとり。そしてレッカー車が来てくれるのを待っていました。

私は一緒にいるとイライラするので、(もういいかげん車にはウンザリしている)ちょっと離れた草むらの中の日陰に買い物袋を敷いて、そこに座って本を読んでいました。いつ何時何があってもいいようにいつも本は持ち歩いているのです。時間を潰せるように。禅ですね、禅。レッカー車だっていつ来てくれるのか分からないですから。

そしたら、道路でレッカー車を待っている夫が誰かと話し始めてる。草むらからチラ見するとリュック背負った外国人旅行者のよう。下手な英語で一生懸命説明している大きな声がこちらまで聞こていました。夫と英語でしばらくやりとりをしているようでしたが、「えええ~?」という夫の声とともに私を呼ぶ大声が。

「はぁ?」と草むらからもそもそ出ていくと、今度はその旅行者が「ええええ~?」と。
「何でこんなとこで、キモノ着た日本人に会うの~? 日本にいたって会わないのに~!!!」とひっくり返った声の日本語で。彼、日本人のバックパッカーだったのですね。

彼の方も、フランス人の夫の話す英語の中に、「えっと~」とかチラチラ日本語が混じっているので「???」状態だったようで。

何でも数週間前日本のTVでこの地方が紹介されていたそうで、キレイだったからついでに寄ってみたそうで。でも車道ばかりじゃ危なくてしょうがないから、林の中の歩道を探していたのだとか。夫が近くにあった家のおばさんに訊いてあげて、無事道を見つけられました。

彼と別れて、しばら~くしてからレッカー車がやってきて一番近いガレージに車を持って行ってくれました。部品がくるのが、たぶん、今日(火曜日)… これ、先週の木曜日の話。たぶん、ってことはまだかかるかもしれず。

帰りは家まで保険会社負担のタクシーで帰れましたけど(これだって1時間待ち。でもタクシーの運転手に早い方だって言われました。6時間待たされた人もいるとか)、さて、ガレージまでどうやって車取りに行こう…こんな田舎だとタクシーだってバカにならない料金だし。

っつ~か、車なしじゃどうにも動けないのですよね。はやくしてくれなきゃ困るし。

しかし、こんなド田舎の、たまたま止まった道路脇で、たまたま話しかけてきた人が日本人って…奇遇ですねぇ。

【追加】故障車、ガレージの方から電話があるはずなんですけど、そんなの当然(!)信じられないから、こっちから問い合わせ電話。そしたら、取り寄せた部品が間違っている~っ!!!!! ってことで…いつ車戻ってくるんや~っ!





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by grandma2675 | 2016-07-12 21:16 | フランスの田舎暮らし

着物の日

ちょっと前の記事ですが。

http://kosakaeiji.seesaa.net/article/420464800.html

国が「着物を日常着に」する取り組みをしているそうです。

いいですよね~。

里帰り中も、自分自身が着物を着ているせいか、着物姿の方が目につきます。以前よりちょっと多くなっているような気がします。観光地ではレンタル着物とかありますし。
着物割引とかもあって、知らずに受けるとちょっと嬉しかったりします。

私は夏には里帰りができないので分かりませんが、たぶん浴衣姿の方は格段に増えているのではないでしょうか?

私の地元でも、月一回の蚤の市があって、ホント楽しい。リサイクル屋を覗くのも楽しいし。




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by grandma2675 | 2016-06-07 23:16 | 日々の雑感

着物って…はっきり言ってお金かかるのですね。振り袖はともかくちょっとお出かけ用の着物でも、それに着るのに必要な小物でもめちゃ高い。関心が出てきていろいろ眺めているうちにだんだん青くなってきました。私の母の世代ぐらいまではまだ普段着として着物着ているお母さん結構いたと思いますけど(絶対昔はもっと安かったでしょ?)、今時の洋服普段着と比べちゃったら、これではとても太刀打ちできませんワ。よほど経済的に余裕がないと。…で、私は当然撃沈組。お金のことははしたないから言いたくないけど、今のワタクシには全然余裕ありませんっ(キッパリ) でもやっぱり着たい。手元にある着物の中には気に入っているのも何枚かあるし…。

で、やっぱ無理かと落ち込んでたのですけど、パッと閃光が。「そうだ、森茉莉だ」
お金がないからと言ってあきらめて、なぜ故か手元にある着物をただ眺めているだけというのも情けない。別に着物着てオペラ座に行こうというわけでもあるまいし(←私には無縁の世界)普段着ていたいんだし。

森茉莉さんと言えば、ファンにとってはバイブル的(?)著作『贅沢貧乏』。彼女は森鴎外の娘で昔は本物のお姫様でしたけど、まあ、そこら辺は無視して、彼女に習うのだと。ちなみに森茉莉の著作は「ドッキリチャンネル」を除いて全部持っています(たぶん)。彼女に関するエッセイなども。ちょっと逸れますが、あの自分自身に対する絶対的な信頼は、「親に、パッパに徹底的に愛された」という幼児体験の賜物だと思います。

ということで、まずは、ツンツルテンの裄出しから。15枚以上縫いました。さすがに袷はできないので単衣だけ。これも、私がよく参考にしている着物本、『知識ゼロからの着物と暮らす』石橋富士子著によると袖側だけでなく本体側の袖付け部分も出して裄を出すとのことですが、私は、メチャクチャ不器用で、小学校の家庭科授業で初めて「運針」というのでしたっけ? 雑巾だかをスカートの上でチクチク縫って、「できた!」と喜んで雑巾を持ちあげたら下のスカートまで一緒に縫っていて、スカートまで大めくりで、クラス中に笑われた、というトラウマから始まって、中学高校、ただの一度も家庭科の作品を提出したことがない、という裁縫オンチ。考えに考えて、なぜか袖を左右逆さにつけてしまう、とか、失敗したミシン糸をはさみで切るのと一緒に布まで切ってしまってボロボロとか…そんなのばっか(涙)。

よって難しいことはやらない。袖の方だけ外して、ギリギリまで出して、また縫い付ける。それだけ。それでも何度かなぜか間違えてたし…。でも執念でもって、とにかく縫おうと思っていた着物は全部縫いました。ミシンでもやってみましたが、やっぱ手縫いがスピード的にも私に合ってるようで、結局手縫い。でも和服には手縫いが合うんですね。

で、手首のぐりぐりが完全に隠れるまではいきませんが、ほとんどそこまで到達できて、今のところ満足してます。袷の着物は、私じゃ無理だし、こちらはちょっと我慢すれば気にならない程度まで幅があったので「これでよしとしよう」と。

しかし、アンティーク市で着物見てても、丈はともかくなんであんなに袖幅が短いんだろう? 昔の人ってそんなに腕が短かったのかしら? 私の腕が長いのか? よほど小柄な人じゃないと合わないですよね? とにかく今の私に自分サイズの着物を作ることはできないのでこれで我慢我慢。いつか自分が本当に気に入った柄で、自分にサイズがきっちり合った着物を着てみたいなぁ…(遠い目)



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by grandma2675 | 2016-06-02 01:07 | 手作り・着物暮らし

森茉莉さん的着物ライフ

里帰りで着物生活満喫、なんて言ってましたけど、ホントは2枚ほどフランスから持って行って、それ着て友人とお茶したり買い物したりしていただけの話。

着物は昔から好きで、子供の頃はお正月とか毎年着ていましたけど、後は全然音沙汰なし。成人式も服で、というか成人式なんて参加しなかったし。若い頃はパンプス履いて東京を闊歩してましたし、結婚してからは、田舎で、なかなか特殊な生活していて、井戸も掘ったし薪も割ったし子供3人育ててたしお金なかったし病気もしてたし問題だらけで着物どころじゃなかったし…。

フランス来てからもドタバタしっぱなし、また土方だってやってたし … で、ふと気がついたら、なぜだか何枚もの着物が手元にあって。たぶん母が頂ものの着物だとかを送ってきたんだと思う。里帰りするとまたもらったりとか、自分の好みとか全然関係なく、ただ着物と帯と襦袢などが溜まっていった。着物だから崩すに崩せず捨てるに捨てられず「ど~すんじゃ、これ?」とただ眺めるばかり。そんな中フランス人に「キモノどうやって着るの?」とか「四角い帯は?」とか言われ、「自分の民族衣装を自分で着れないって、恥ずかしいことなんじゃ?」と一念発起。「ひとりでできる帯の結び方」などの本を買ってもちっとも分からず。

時代は古着ブームとなっており、またネットで探すと安く着付けを教えてくれるところもあり、それも自宅のすぐ近く、里帰り中に「お太鼓だけ結べればそれでいいから」と個人特訓(?)を受け、ここら辺は以前にも書きましたけど、フランスに帰ってきてからも「結び方忘れちゃ大変」と2週間に一回くらいは家の中で着物着て太鼓帯を結ぶように…。

そんな感じで10年かけて始まった着物ですけど、いやはやいやはや、リサイクルなどで安くはなったといっても、着物は高いっ! 周辺のものもたくさんそろえなければならず、「この世界に入ってしまったらとんでもないことになる」と。値段を見れば天井知らず。正絹の帯揚げ一枚買ったけど5000円。ステキだから気に入ってはいるけれど、こんな調子じゃとてもとても…はい、悲しいかな、ワタクシに経済的余裕はございません。洋服だって、日本で言えば、シマムラレベルとかもらったお古とか着てるのに。ちなみに、洋服何着ても似合わないのですけど、気に入っているのは「着倒す」感じで何年でも同じの平気で着てます。

さて、手元にある着物、数えたら30枚ちょっとある。帯も何だか分からないのが何本も。袋帯あり名古屋帯あり半幅帯あり。

いっくら本を見てみても、生地の正確な素材が分からない。よくよく見てみると単衣がほとんどで、「単衣は6月9月」とあるから「着る時ないじゃん?」と思っていたけど、柄的にどうみても「これ、昔、お正月によく着ていた柄だよな」とか秋でも冬でも着れそうな感じがして。で、近くに住む、と言っても50㌔離れてる年上の日本女性に着物と帯、全部持って行って見てもらってきた。と言っても彼女にしてもそう詳しくはなかったけど。服業界で働いているフランス人に聞いても、材質は「燃やして見なきゃわからない」くらい難しいらしいから、まあ、仕方ないけど。

でも、単衣のほとんどがウールや綿みたい。小紋袷はみんな正絹で、でも結構気に入っていたサーモンピンクの色無地はポリエステルで『洗濯可』。「ラッキー」だった。

で、ほとんどがい年間通して普段着として着られて、洗える「ウール」の織着物と分かったからには、これは着たい。

… だいたいここで書いている着物用語だってポツポツポツポツやっとこさ少し分かってきたという超初心者。着物の世界は、決まりや何やかんやと知れば知るほど奥が深くて、深すぎて頭がこんがらがるばかり。。。

続きはまた次回。





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by grandma2675 | 2016-05-27 06:43 | 手作り・着物暮らし

新年会

日仏カップルが集まって新年会。

日本人の少ないド田舎ですから、遥か遠方からやってきて、年に一回。

ここぞとばかりキモノ着て、…雨だったのに^^;

自分が持って行った前菜の散らし寿司は、ギリチョンセーフで写真撮りましたけど、

次のフォアグラ、メインの羊肉のジゴ、サラダにデザート…おしゃべりしながらパクパク食べててすっかり忘れちゃいました…。

話題は自然と、移民難民、アフリカカナダトルコに日本、政治に当然歴史認識 … 年寄りの集まりですから(!)、病気話も混じり合い、現在から過去へ、過去から未来へ、縦横無尽に飛びまくります。食事での会話では政治話はしない、なんてどこの話? 何だか知りませんが私の周囲ではガンガン出てきます。笑いに紛れておりますが、日本の戦争についてだって「それ、違いますよ。プロパガンダ~、だってぇ~」とかしっかり言ってきましたです、はい。オモシロカッタ。



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by grandma2675 | 2016-01-14 22:20 | 日本の田舎暮らし

半幅帯

着物が好きで。

子供の頃はお正月など毎年着物でしたし夏は浴衣で、母親の世代はまだ普段に着物着ている人結構いました。

大人になると洋服にパンプスで街を闊歩して、成人式も無関心だったし、写真は撮ったけど洋装で … 結婚してからは子育てしながら井戸も掘ったし畑もやったしお金もないし…とにかく着物のキの字も頭になく… 事情で40歳でフランスに来て … そしたら「ニッポン、オー、KIMONO」… そこで初めて着物に目が行き … なぜか手元に1~2着あったけど、しかし帯が結べないし … パリあたりならともかくこんな田舎では着付けをしてくれる日本人なんていないし … 実はひとりいますけど、50キロも離れてるし … フランス人には「KIMONO着ないの?」と言われるし … でも「帯が結べない」とは日本人のプライドにかけて言えないし …「民族衣装が自分で着れないっ、… て恥ずかしいことなんじゃ?」と思い立ち … 着付け本を何冊も買って読むも全然できない … 私の頭が悪いの? 本の説明が悪いの? … こりゃ、実際に教えてもらわにゃ埒が明かない … ネットで見つけた実家近くの、お値段もリーズナブルな着物教室で、里帰り中「とにもかくにもお太鼓帯をひとりで結べればそれでよし!」と個人特訓を受け … 一か月くらいの里帰り中、お教室は週に一回だけなので、毎朝着物着て練習し … 時期を同じくして、着物の古着ブーム … 骨董市などに行っては着物を買い … どうせ外国で周囲は何も知らないんだから、安くて適当なのでいいので … そんなあんなでもともとの着物好きが蘇り … 長く着ないと帯の結び方忘れちゃうので、フランスでも機会を見つけては着物姿でお太鼓帯結んでました。 … そんなあんなでやっとこ子供たちの手もかからなくなり生活もちょっと落ち着いた今 … やっと静かに「着物が着れる」と … で、改めて周囲を見回せばここは外国 …「何で、今、外国暮らしなんだろう?」と少し寂しく … 今年の里帰り中はちょっと勇気がいったけど、初めて日本で友人と着物で銀ブラしたり着物生活を満喫 … そうしていると着物くれる方もいて … それでフランスでも今まで以上に着たくなって … でも結べるのはお太鼓だけ … でさすがにそれも飽きてきて … だいたい普段着感覚で着たいのに毎回お太鼓じゃあ、ちょっと … あの本読んだりこの本読んだりしているうちに「そうか、半幅帯だ」… とはいうものの、手元にあるのは変な柄で短い半幅帯ばかり … 在外だから即買いに行けるわけでもなく … で、本にあったので、自分縫いに挑戦しました。… これがまた、「直線縫うだけなのに何でこんなに難しいの?」… 私が不器用すぎるのか? … だいたい4mもの長さ縫うのに、幅は20㎝でいいわけで、売ってる布は幅150㎝くらいだから、節約するため短く買って縫い合わせたり、と本にないこともせねばならず … もともと不器用なのに、こういう余計なことをするはめになるからますます「失敗したらどうしよう」と冷や汗が出 …でも、とにもかくにも縫い上げましたっ! リバーシブル半幅帯! … 何とか形になりました。しばらく文庫結びばかりやっていましたが、今日は初めて二筋太鼓なるものに挑戦してみました、クリスマスなので … しか~し、どうも教本通りにいかないのはこれ如何に? 時間もないし教えを乞う人もいないし … 要するに四角くなりゃいいんだろ?と半分ヤケ、意地で形に持ってきました。 … 私の着物歴(?)、ここまで来るのに10年以上 … 今度また別の布で半幅帯作ってみようっと。

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by grandma2675 | 2015-12-25 23:33 | 手作り・着物暮らし