<   2015年 12月 ( 16 )   > この月の画像一覧

お出かけ

今日は夫と久しぶりにドライブしてきました。

行った場所はここ↓

なかなかおもしろかったです。レストランで鴨肉食べて帰ってきました。

こちらはクリスマスが終わると気が抜けてしまって…、子供たちも散って行ってしまいましたし…お正月には誰も帰ってこれないらしいから…(クスン)

クリスマスツリーも片づけたし、明日は大掃除して、お餅ついて、お飾り飾って、年越しそば食べるぞ。

来年元旦は初めて夫婦二人だけのお正月だワ … 今日はもう寝ます。

http://www.maison-forte-reignac.com/

http://www.roque-st-christophe.com/



[PR]
by grandma2675 | 2015-12-31 05:34 | フランスの田舎暮らし

魂は循環する

人は、肉体によって世界に触れることができます。

目があるから見ることができ、耳があるから聞くことができる。鼻があるからにおいをかぐことができ、舌があるから味がわかる。手があるから触れることができ、肌があるから寒暖を知ることができる …。

「死」とは、要するに眠っている状態なのではないか?と思っています。麻酔をかけられると一発で意識を失いますよね、あのまま眠りから覚めなければ、それは死んだ状態。

でも普通に眠っている時は、肉体はあり働いているので、意識はなくても周囲の物事は感じるし、音も聞こえています。それが無意識下に作用して夢になったりします。

「死」と「眠り」の決定的な違いは肉体があるかどうか。

夢のようなモヤモヤした意識はあっても、もう何も見えず何も聞こえず寒暖も感じないし痛みもない、食欲もない、人間関係他の具体的な心配もないし、生きる不安もない。

自分の名前は人に呼ばれて初めて認識するもの。誰も名前を呼んでくれなければいつしか忘れてしまうでしょう。私事で恐縮ですが、こうやって外国暮らしで日本語にあまり接していないと…ただそれだけでどんどん日本語を忘れていくのが分かるのですね。パッと単語が出てこない。

新たな苦しみもないかわりに新しい喜びもない。要するに刺激が何もない。

死んでしばらくはその人の気持ちは記憶に残っているのでしょうが、それも月日とともに消えていく… 神道では約50年かけて、荒魂が和魂に変わっていくといいます。個性が削られて丸い存在になると。

いろいろな生きていたうちの苦しみや悲しみや、自分の家族に対する想いや、…そういう記憶が薄れていった時、人の精神、あるいは心は何を思うでしょう? ただただ「すべてがよきあるように。子孫がよきあるように」… 穏やかな、この祈りだけなのではないでしょうか? 

神道では、死んだ人の霊は里山に上り、そこで子孫の繁栄を祈り見守っているといわれます。これ、あながち嘘ではないよな、と感じています。祖先の霊はそこにいる。キリスト教のように神の国へ行くのではなく、私たちと一緒にいる。ほんの戦前まで日本人はそんなに移動しませんでいたし、昔は先祖のお墓はすぐそばにあったのですから、「先祖はそこにいる」という思いはずっと強かったでしょう。その視線を意識しながら生きていた … きっとしょっちゅう話しながら生きていた … その名に恥じないように。その名を汚さないように。

そうやって漂っていた存在が、ある時ふと肉体を与えられ、母の中で既に周囲の音や声を聞き … 母の肉体を通して刺激を感じ … そして生まれて新たな名前を与えられ、その名前の人としての一生を生き、この世でなすべきことをなし … そしてまた肉体が終わった時、魂(精神)だけの存在となる … その循環。そういう意味で、私は「生まれ変わり」を信じています。それは決してお話みたいにドラマチックなものではないのですけど。もっと淡々とした循環。

だから今は私の「我」はグランマの目で世界を見て、生きていますけど、きっとたぶん過去に誰かの名前で生きていたのかもしれないし、きっと未来のいつか、また誰かの名前で存在しているのかもしれません。








[PR]
by grandma2675 | 2015-12-28 22:50 | 生きること死ぬこと

クリスマス

日本のクリスマスは、まあ、もともと西洋のものですし、小さい子供のため、恋人同士のため … という感じだと思います。私自身もクリスマスにはそんなに愛着があるわけでもありません。クリスチャンじゃないし…。

で、こちら、本場のクリスマスは、家族が集まる日なのですね。日本のお正月やお盆に当たります。当然ですが、教会ではミサをやっているわけですし、パリなどの街並みはイルミネーションが飾られてキレイだし、田舎の町は大した飾りはないですけど、自分の家の外側をイルミネーションでいっぱい飾っている家もありそういうのはステキです。でもそういう表面的なものではなくて、実はもっと厳か、静かで、家族や一族が集まって食事をして、プレゼントを贈りあう日です。どうしても会えない家族とは電話をしあったり…。

クリスマスツリーは毎年隣の林から切ってきます。けど、もみの木ではなくて、もみの木っぽいですけど葉っぱがトゲトゲで触ると痛い木。いつも飾りつけするのがちょっと大変。日本にいた時は山にもみの木があったのですけど…。飾りも私が子供の頃から使っていたのやら、夫の一族がくれた年代物(?)の飾りやら、そこへ新しくまた買い足したのやら…とにかく山ほどあって、年に一回だけだから、全部飾ってあげなきゃ可哀想と、とにかく大変。

ウチのメニューは … シャンパンにフォアグラ、生ガキ、散らし寿司、サラダ、フライドポテト … メニューとしてはメチャクチャ(笑) あとワインと。フォアグラには甘いオニオンジャムをつけて食べます。娘が好きなので年に一度のフォアグラの日。

ケーキは、ケーキ屋修行している次女が、誕生日分とクリスマス分の3種類、レモンタルト、ビスケットやメレンゲといっぱい作って持ってきてくれました。

お腹いっぱい過ぎてケーキは食べられず、翌日に持ち越されました。で、25日のお昼は昨日の残りとケーキ。家族でおしゃべりし、トランプなどゲームをしたりして過ごしました。

d0339289_05345735.jpg
d0339289_05393002.jpg
d0339289_05414160.jpg
d0339289_05360586.jpg
d0339289_05352184.jpg
d0339289_05363351.jpg
d0339289_05370512.jpg





[PR]
by grandma2675 | 2015-12-26 06:02 | 日々の雑感

半幅帯

着物が好きで。

子供の頃はお正月など毎年着物でしたし夏は浴衣で、母親の世代はまだ普段に着物着ている人結構いました。

大人になると洋服にパンプスで街を闊歩して、成人式も無関心だったし、写真は撮ったけど洋装で … 結婚してからは子育てしながら井戸も掘ったし畑もやったしお金もないし…とにかく着物のキの字も頭になく… 事情で40歳でフランスに来て … そしたら「ニッポン、オー、KIMONO」… そこで初めて着物に目が行き … なぜか手元に1~2着あったけど、しかし帯が結べないし … パリあたりならともかくこんな田舎では着付けをしてくれる日本人なんていないし … 実はひとりいますけど、50キロも離れてるし … フランス人には「KIMONO着ないの?」と言われるし … でも「帯が結べない」とは日本人のプライドにかけて言えないし …「民族衣装が自分で着れないっ、… て恥ずかしいことなんじゃ?」と思い立ち … 着付け本を何冊も買って読むも全然できない … 私の頭が悪いの? 本の説明が悪いの? … こりゃ、実際に教えてもらわにゃ埒が明かない … ネットで見つけた実家近くの、お値段もリーズナブルな着物教室で、里帰り中「とにもかくにもお太鼓帯をひとりで結べればそれでよし!」と個人特訓を受け … 一か月くらいの里帰り中、お教室は週に一回だけなので、毎朝着物着て練習し … 時期を同じくして、着物の古着ブーム … 骨董市などに行っては着物を買い … どうせ外国で周囲は何も知らないんだから、安くて適当なのでいいので … そんなあんなでもともとの着物好きが蘇り … 長く着ないと帯の結び方忘れちゃうので、フランスでも機会を見つけては着物姿でお太鼓帯結んでました。 … そんなあんなでやっとこ子供たちの手もかからなくなり生活もちょっと落ち着いた今 … やっと静かに「着物が着れる」と … で、改めて周囲を見回せばここは外国 …「何で、今、外国暮らしなんだろう?」と少し寂しく … 今年の里帰り中はちょっと勇気がいったけど、初めて日本で友人と着物で銀ブラしたり着物生活を満喫 … そうしていると着物くれる方もいて … それでフランスでも今まで以上に着たくなって … でも結べるのはお太鼓だけ … でさすがにそれも飽きてきて … だいたい普段着感覚で着たいのに毎回お太鼓じゃあ、ちょっと … あの本読んだりこの本読んだりしているうちに「そうか、半幅帯だ」… とはいうものの、手元にあるのは変な柄で短い半幅帯ばかり … 在外だから即買いに行けるわけでもなく … で、本にあったので、自分縫いに挑戦しました。… これがまた、「直線縫うだけなのに何でこんなに難しいの?」… 私が不器用すぎるのか? … だいたい4mもの長さ縫うのに、幅は20㎝でいいわけで、売ってる布は幅150㎝くらいだから、節約するため短く買って縫い合わせたり、と本にないこともせねばならず … もともと不器用なのに、こういう余計なことをするはめになるからますます「失敗したらどうしよう」と冷や汗が出 …でも、とにもかくにも縫い上げましたっ! リバーシブル半幅帯! … 何とか形になりました。しばらく文庫結びばかりやっていましたが、今日は初めて二筋太鼓なるものに挑戦してみました、クリスマスなので … しか~し、どうも教本通りにいかないのはこれ如何に? 時間もないし教えを乞う人もいないし … 要するに四角くなりゃいいんだろ?と半分ヤケ、意地で形に持ってきました。 … 私の着物歴(?)、ここまで来るのに10年以上 … 今度また別の布で半幅帯作ってみようっと。

d0339289_00032050.jpg



[PR]
by grandma2675 | 2015-12-25 23:33 | 手作り

誕生日

息子は普通の時期なのですが、娘2人の誕生日は12月後半に集中しており、この時期は、やれ誕生日だクリスマスだ大晦日だ正月だと実に忙しいです。

幼児の頃は誕生日とクリスマスを一緒にやってて、そのうち「あれ?ウチ何か変?」と子供が気づき、子供の希望で各誕生日とクリスマスを別々にやるようになって … で、大人になって別々に生活している最近はまたまたクリスマスと全部一緒になりました。

で、この時期バタバタしているので、いつも誕生日を忘れてしまう。特に私は、結婚記念日だとかそういうのにも無頓着なもので(夫の方がしっかり憶えています) …。

フランス人は、個人主義かと思いきや、結構こういう家族のつながりは強いようで、誕生日など遠くの家族も必ず電話したりするようです。

で、娘たちも親からのお祝いの電話を待っている。…つい忘れてて、他の子供がら「ママ、ちゃんとおめでとうって言った?」って連絡きて、「はっ! やっばいっ!」と大慌てで夕方頃に電話したりして、娘が出たらすぐ「ハッピバスデ―、トゥー、ユーッ!!!」で歌って…「パパ、ママ、ありがとーっ! 朝からず~と待ってたんだよ~っ! 忘れてないよね~?」「忘れてない、忘れてない、忘れてないっ!! クリスマスには来るでしょ~?」って。電話切って、夫と「ふ~っ」と汗ふいて…。

今年も娘二人の最初の方誕生日、忘れてて…というか、我が家は夫もいつも家にいて、言ってみれば「毎日が日曜日」状態であまり日付と関係ない「昨日の続きは今日」みたいな生活をしているので、どうしても気づきづらいというのがありまして。忘れちゃいけん!っとしっかりカレンダーに印してるのですが、そのカレンダーをそんなに見ないもので…。

年末、いっつもそんなことやっています。

ちなみに、子供たちはちゃんと私たち親の誕生日には電話してくれます。






[PR]
by grandma2675 | 2015-12-24 23:13 | 子育て

アイデンティティ

日本でもいろいろな事情で養子になったり、養父母として育てたりはあると思います。

が、こちらではその数がけた違いに多い。国際養子縁組もたくさんあります。よく成功したハリウッドスターなども何人も養子を育てていたりするし、キリスト教精神がもとにあるのかどうかはしりませんが、とにかく多い。私のすぐ近くにも実子も交えて8人育てているご夫婦もおります。若く健康に問題があるわけでもないのに最初から実子はつくらず養子を育てているカップルもあります。日本人としては、オープンすぎるというか、ちょっと「本当に大丈夫なのかなぁ?」と心配になってくるのですけど。問題ないはずないよね?と。

アフリカの子や、アジアの子や … 韓国は一応先進国らしいのに養子、結構いるようですよね。現フランス政府の大臣にも韓国人女性入っていますし、そういう子に行き会ったこともあります。

詳細はわかりませんが、こういう養子縁組では実親が誰かは養父母には知らされません。そういうこともあり、やはり子供が思春期になると自分のアイデンティティの問題を抱えることが多いとかで、やっぱり親子ともに苦労することが多いのだとか…。

知人のフランス人がそういう養父母の相談にのるカウンセラーのような仕事をしていて、そんなこんなの話を聞いていました。

私が会ったコリアン青年も、自分がなぜ捨てられたのか、どういう親だったのか、何としても調べたい、コリアに帰りたい、コリアに戻って親を探したい…と言っておりました。

なぜこんなことを書いたかというと、日本の記事で、「日本では養子が欲しくても『養子は自分が子供を育てたいからもらうのではなく、その子供のためにもうらのだ』と言われるが、養子が一般的な米国ではもっとオープンでみんな親子ともに幸せそうで、日本も国際養子縁組を増やしていくべきだ」みたいのを読んだので。確か「少子化は国際養子縁組で解決しよう」みたいなノリだったと思います。
ちょっとその記事見つけられないのですけど。(見つけたら載せます)

こんなのに乗せられる日本人はいないとは思いますが、ほとんどの国際養子は、思春期になって、同国内での養子縁組よりもさらに複雑な問題を抱え込んでしまうのではないでしょうか? 現実にはどこにいてもどの家庭でも多少の差こそあれ問題はあるのですが、異国での現状に満足できないと、というか自分の、人種としてのアイデンティティが親と一致しないと、不満や不安がある分、自分の祖国を異常に美化し、周囲の現実に馴染めず、当人も養父母もすごい苦労する場合が少なくないようです。

現実に貧困問題などいろいろな事情で子を売る親もいるわけですし、養父母はそれなりの覚悟を持って向き合っているのでしょうから、それはそれでいいのですけど、あまり安易に考えない方がいいと思います。

以前フランスで、養子をほしい親はたくさんいて順番待ちなそうで、有名なアーティストが「有名だから」という理由でその順番をすっ飛ばして優先的にもらえた、だとか、養子斡旋業者がアフリカでちゃんと親がいる子供をさらってきて売っている、などという事件も起こっていました。



[PR]
by grandma2675 | 2015-12-20 23:48 | 日々の雑感

イギリス

イギリスで働いていた娘が、半年ほどで結局フランスに帰ってきます。

娘は、芸術(?)関係の仕事をしているのですけど、その分野ではフランスにあまり仕事がなく、学校卒業後半年くらいベビーシッターとかで働きながら仕事探していました。で、やっとイギリスに見つかって意気揚々と出かけて行ったのですけど…よほど合わなかったらしく…(苦笑)。同じ学校の友人が同じく採用されて、アパートに同居できたのは幸いでしたけど。

北の方の都市で。

とにかく天気が悪い。話には聞いていましたけど、ホントに天気悪そう …天気が精神に与える影響って大きいですよね。

イギリスは山がないので海からの天気がそのまま来るので、一日の中で雨曇り時々晴れみたいにくるくる寒々しいお天気が続くのですと。

仕事も一応正社員なのですけど、ある日突然いきなり首になったりする、まあ、米国式、要はアングロサクソン方式ってことですね。厳しい。

でイギリス人自体が合わないのだとか。会社で、上司はとにかく褒めてくれるので、大丈夫なのかと思うと、その上の上司から言われる。フランス人は良くも悪くも直接的で、グサリときついことを言いますが、イギリス人は表面上ニコニコしていて、途中では聞いても「それでいいよ」って、でもって最後出来上がってから「でも…」と言い出すから…って怒ってました。ちょっと日本人と似てますかね?

で、英語がよくできないんだから仕方ないでしょ?というのですけど、まあ、疎外感が…でもこれは「外国暮らし」とは要はそういうことであるわけで。周囲は優しく、職場のみんなとはうまくやっていたみたいですけね。…でもこの「壁」はどうしようもないことで。

ま、とにかくフランスに仕事見つかったので、結局半年で帰ってくることに。給料はめちゃ安ですけど。

イギリスはとにかく物価は高いし、ロンドンはパリ以上に家賃も高く、50歳くらいの年寄りでもルームシェアで暮らしているとか。医療費も高いし質は悪いし…とにかく何でも高い! 娘の友人はロンドンで約6人で一軒家をシェアして住んでるそうですが、自分の寝室はあれど、キッチントイレシャワーなどは共同で、それで一人約1000ユーロ、日本円で約10万円(驚愕)!? 

そしてお決まりの、とにかく料理が不味い!って(笑)。フランスがどんなにいいところか再認識したんだそうで。「インドカレー屋とかフランス料理屋とかイタリア料理屋とか日本食屋とかいろいろあるんじゃないの? 食材だってスーパーにいっぱいあるんじゃないの?」って不思議なのですけど。

私は約30年近く前一度ロンドン行ったことあります。パリからロンドンへ。パリの何となく明るい街風景と全然違って、ズッシリと暗く重い感じで寒々しく、あまりいい印象持ってなかったのですよね。それで、やっぱ食事はめちゃ不味かった。… いまだにそれは変わらないんだ…。

「仕事はともかく天気は悪い料理が不味い」と文句垂れてるところで、バカンスにBFとタイ旅行してきて、タイは天気はいいし料理は美味しいから、その後イギリスに帰ってきてますます耐えられなくなったみたいで、必死でフランスに仕事先探していたらしい。

フランスは学費は大してかかりません。でも私立の専門学校は日本並みにかかり、娘は最終学年借金して卒業したので、その返済もあり仕事がないと不味いので「次の仕事が見つかるまではそこできっちり働いて、給料いいんだからお金ある時にできるだけ早く借金返して」って言ってたんですよね。

まあ、とにかくどこも仕事探しはますます厳しく、特に娘の仕事はちょっと特殊だからよけい…。いつまでたっても不安定は不安定ですけど、とにもかくにも見つかってひとまずホッ…。






[PR]
by grandma2675 | 2015-12-18 05:52 | 日々の雑感

お誕生日会で運動会?

フランスの小中学校は、一言でいうと、何もない。音楽ない体育ない図工ない家庭科ない実験ないクラブない部活ない入学式ない終業式ない運動会ない遠足ない文化祭ない体育祭ない…。イヤ、ほんの少しはあるのかな? これでも昔よりはずっとマシになったとは夫の弁。(高校になるとちょっとは…)

日本人は誰もが、少なくとも人生で一回は合唱したり合奏したりそういう経験があると思いますが、こちらの人はない人は一生ない。さて、この話はまた後日するとして。今回はお誕生日会での話。

日本の学校へ行っていて運動会など大好きだった子供たちがあまりに可哀想だったので、お誕生会の時運動会の真似ごとをしました。

招待したフランス人の子供たち。ふたつのグループに分けて。スプーンにピンポン玉をのせて、10mくらい離れた木の周りを回って帰ってきて次の子にバトンタッチするというもの。

地面にスタートラインを引いて「よーい、ドンッ!」って。みんな夢中になって大騒ぎでした。

それはいいんですけど…。

日本で他の待っている子たちはどうするかというと…普通、走っている自分のチームの子に「がんばれ、がんばれ」とか声援を送ったりしてますよね? 

ところがフランスの子たち、敵側の走っている子の周囲にくっついていって、手は出さないのですけど、ピンポン玉がスプーンから落ちるように息を吹きかけてみたり、走っている子の前へ出て邪魔してみたり、「落ちろ落ちろ」と大声あげてみたり…挙句は、次の子がスタートラインよりどんどん前へ出てきてしまって…もうグチャグチャで競技(?)にならない…。

夫と一緒に「スタートラインまで下がって」とか「相手の邪魔するな」とか何言ってもダメ。聞く気ゼロ。こういうゲームはルールを守って公正にやって初めて勝負の面白さがあると思うのですけど…ズルも何もメチャクチャで「勝った勝った」って。

大人げないですけど、最初呆気にとられ、最後は怒りがこみ上げてきましたね。

二人三脚なんかもやらせたんですけど…まあ、楽しんでいたからいいのか???って…私としてはまったくもって不満足「ウソでしょ?」状態。

これがたまたまウチだけの例だったのかフランスの子たち全体的にそうなのかは知りようもありませんけど…だいたいフランス人、真っすぐ並べませんから。だってそんなことやらないので。(こういうのも小さい時から知らない間にやってきた訓練あってのことだったんだなぁ、としみじみ)

運動は、要するに学校外でクラブでやるわけです。サッカークラブとかバスケットクラブとかお金払って親の送り迎えで。だからパリなどの大都市は選択幅もあるのでしょうけど、田舎じゃ何もありません。また都会だったら自分で行くかもしれませんが、田舎だと全部親の車での送迎。…親に時間的経済的余裕がなければ通わせられません。学校の中にクラブのある日本のシステムがどれだけいいか。… フランスの親はよくやると思いましたね。で、日本の体育は、やれ体操だ、サッカーだ、バスケットだ、水泳だ、と広く浅く体験できますが、こちらだとサッカークラブだったらサッカーだけ。次の年、また何か別のがあって、時間など合えばそれも体験できるでしょうが…。

で、辛うじてあったサッカークラブに息子を入れました。息子は日本の小学校でもサッカーやっていましたので…走りはリレーの選手だったし…。最初楽しみにしていたようなのですが、そのうちやる気もなくして…「もうやめる」って。

その理由、相当たってから息子が話してくれました。とにかく練習でも何でも相手チームの子供たちが、ボールを狙って、でも間違って足を蹴ってしまった、とかそういうのではなくて、最初から脛やひざの裏などを狙って蹴ってくるから「もう嫌になった」と。

当時、たぶん今でもだと思いますけど、こういうクラブのコーチは経験のあるお父さんがボランティアでやっていたりするのですが、子供たちによるコーチに対する暴力も問題になっていました。






[PR]
by grandma2675 | 2015-12-13 05:16 | フランスの学校・日本の学校

羽生結弦君

羽生君のグランプリSPをYOUTUBEで見てました。ユーロスポーツの英語版。

こんなコメント発見。

「…(略)… すごい点とって、ホントだったら大はしゃぎするところなのに、彼は、ガッツポーズをした後、にっこり笑って、(次に滑る)ハピエルのために静かにするよう観客にお願いしたのよ。これぞスポーツマンシップ」

「その点を指摘してくれてありがとう。まったく同意。私も同じこと思ってた。彼はただ偉大な選手というだけでなくて、人としても素晴らしいのよ。彼のスポーツマンシップには彼の演技と同じくらい感動させられる。世界記録をとったばかりだってのに、そんなのお構いなしでハピエルを応援してるのよ。それがスポーツのあるべき姿の最高のものだし、私たちは彼がその理想の姿でいてくれることに感謝しなければ。それで、もちろん、マンマ・ミ~ア、このプログラム! 言葉なし! とにかく最高。イタリアより愛を込めて」

それぞれのコメントにいっぱい「イイネ」がついてて … やっぱ、見てる人は見てるのですね。

今、国際サッカー連盟(FIFA)や国際オリンピック委員会(IOC)や…汚職やらドーピングやら … フィギュア、特に女子フィギュアなどそうでしょうけど、妙な判定やツール・ド・フランスの自転車プロ選手のドーピングもありましたし、陸上競技も言われてますね … とにかく、スポーツとお金の利権が絡んで、「真面目にやっている選手が可哀想」な感じのスポーツ界の中で、この羽生君や浅田真央さんや…他にもいるでしょうがこういう存在は大きい意味があると思います。「あるべき姿」を見せる存在として。本人たちはただなすべきことをやっているだけなのでしょうけど。

選手の旬は短いのですから、真面目にやっている選手がバカを見ないような公平なスポーツ界であってほしいものです。







[PR]
by grandma2675 | 2015-12-12 05:49 | 日々の雑感

いじめ

長女は全寮制の中学校へ行きました。フランスには全寮制の学校がたくさんあります。

ちょっと特殊な学校で午後はずっと音楽をやるという中学校。

金曜日午後車で迎えに行って月曜日の朝また出かけていきます。事情で一月ほど遅れて入学したのですが、しばらくした金曜日、すごい顔して帰ってきました。「お帰り~」と言っても「ただいま」の声が…。

「どうしたの?」って聞いても「何でもない」って黙ったまま。でも何でもないことは明らかで…。食事した後もムッツリしたまま…「何かあったの?」ってしつこく聞いても「何にもない」 私があんまりしつこく聞いたもんだからキレちゃって「言ったってお母さんには分からないわよっ」って。こっちもつい大声で「分からないって、親に話さなくて誰に話す? 分からなくてもいいから話しなさ~いっ!!!」。そしたら突然大声で椅子に突っ伏して泣き出して。

つまりは一緒にいた友人Aちゃんが突然口をきいてくれなくなったのだとか。フランスの学校も、特に女子はそれなりにグループができているから、Aちゃんは口きいてくれず他のグループにも入れてもらえず…要するにいつもひとり。全寮制だから、食事だって朝昼晩の3回あるし、部屋も4人部屋で、でもそのAちゃんと他の二人がくっついてるから、授業時間も寮での時間も…24時間「いつもひとり」で誰にも口をきいてもらえず、は本当に辛い。

「Aちゃんに冷たくされる心当たりはあるの?」「ない。分からない。『何か悪いことしたのなら謝るから』って言っても無視されるだけ」

で、私は言いました。「分かった。もうね、Aちゃんの機嫌とろうとしちゃだめよ。放っておきなさい。朝の「お早う」とかのあいさつだけして後は無視するのよ。絶対下手に出て顔色伺っちゃダメ。

食事の時ひとりは辛いでしょ? だから食堂にはマンガでも何でもいいから本を持っていきなさい。で、本を読みながら食べるの。本ってのはそういう時のためにあるんだから。だったらひとりでも恥ずかしくないでしょ?」

「でね、見ていてご覧? 絶対Aちゃんの方から言い寄ってくるから。それでね、それでもAちゃんが戻ってこなかったらAちゃんは捨てなさい。自分にはふさわしくなかったんだと思って。Aちゃんがあんたを捨てるんじゃなくて、あんたがAちゃんを捨てるのよ。大丈夫。ちゃんとやっていれば、そのうち必ずいい友達に巡り合えるから。

どうしても辛くなった時は、夜中でも何でもいいから公衆電話から家に電話しなさい。いっくらでも話聞いてあげるから。テレフォンカード持っているわね?」

当時既に中学生もみんな携帯を持ち始めた頃で、携帯持っていなかったのはうちの子たちぐらいでした。

それで月曜日、「何かあったらすぐ電話するのよ。頑張ってね! 行ってらっしゃい」と送り出しました。

口では偉そうなことアドバイスしていましたけど、内心はハラハラ。「これでダメだったらどうしよう」と…。

…その週、電話はかかってきませんでした。金曜日私も「どうなったか」と内心ビクビクして待っていたのですが、迎えに行った夫の車から飛び出してきた娘は満面の笑顔で、「ママの言った通りだった~っ!!!」って飛びついてきました。

私も「良かった~っ」と胸をなでおろし「良かった、良かった。仲直りができて良かった」と喜んで万歳をしていたら、娘が一言「でもね、まだ口きいてやらないんだ。私がどれだけ辛かったかちょっとは思い知ればいいんだ」って。私は「娘、強い!」ってビックリ。自分が学生時代、情けなくもどれだけ周囲の顔色伺って八方美人だったかを知っているので。私だったらすぐヘコへコしていただろうな、と思うので。きっとこの強さは夫の血。

その後他の友人もたくさんできたようで、そのAちゃんとは違う子が今に至るまでの大の親友です。

私ごときが言うのも何なのですが、いじめられていることを子供は親に言えない。親を心配させたくないというのもあるでしょうし、それよりも本人のプライドにかけてそんなのを認めるようなことはできない。

よく「3歳までは子のそばに」と申しますけど、私はそれもそうですが、思春期こそ母は家にいてあげるべきと思っています。家でゆったりしていてあげるべきだと。そして何気ない会話をすることが大切だと。その会話があってこそ、子供の口調のちょっとした異変に気付くことができると。子供は外での嫌なことを直接親に言うことはないと思います。それが重大であればあるほど言わないし、言えない。だから親の方がほんのちょっとの異変をキャッチして、うまい具合に誘導してあげることが大切。子供の方もたぶんそれを待っている…それがお母さんが仕事などで忙しくて、普段のおしゃべりがなければそんな小さな変化に気づけないかもしれないし、また子供がやっとの思いで切り出しても、その時「ご免。今仕事行かなきゃだめだから、帰ってからね」とやってしまうと、話すチャンスを逃した子供はもう二度と言わなくなってしまうでしょう…。そういう小さな積み重ねがどんどん親子の距離を開いていってしまう…親が気づいた時にはもう取り返しのつかないほどの大きな溝が横たわってしまうことも。

それと「頑張って」という言葉だけもよくないと思います。子供は頑張らなきゃいけないのは十分わかっているけど、何をどう頑張ればいいのか分からず途方に暮れているのでしょうから、具体的に具体的に子供と一緒に対処法を考えてあげることが大切かと。押してもダメなら引いてみな、って。その上で「がんばるんだよ」って。

結局解決するのは本人でしかなくて、本人が強くなるしかないのですけど、でも「ここに味方がいるよ」って外で戦う子供に寄り添ってあげることってホントに大切なことだと思います。








[PR]
by grandma2675 | 2015-12-11 03:43 | 子育て