森茉莉さん的着物ライフ

里帰りで着物生活満喫、なんて言ってましたけど、ホントは2枚ほどフランスから持って行って、それ着て友人とお茶したり買い物したりしていただけの話。

着物は昔から好きで、子供の頃はお正月とか毎年着ていましたけど、後は全然音沙汰なし。成人式も服で、というか成人式なんて参加しなかったし。若い頃はパンプス履いて東京を闊歩してましたし、結婚してからは、田舎で、なかなか特殊な生活していて、井戸も掘ったし薪も割ったし子供3人育ててたしお金なかったし病気もしてたし問題だらけで着物どころじゃなかったし…。

フランス来てからもドタバタしっぱなし、また土方だってやってたし … で、ふと気がついたら、なぜだか何枚もの着物が手元にあって。たぶん母が頂ものの着物だとかを送ってきたんだと思う。里帰りするとまたもらったりとか、自分の好みとか全然関係なく、ただ着物と帯と襦袢などが溜まっていった。着物だから崩すに崩せず捨てるに捨てられず「ど~すんじゃ、これ?」とただ眺めるばかり。そんな中フランス人に「キモノどうやって着るの?」とか「四角い帯は?」とか言われ、「自分の民族衣装を自分で着れないって、恥ずかしいことなんじゃ?」と一念発起。「ひとりでできる帯の結び方」などの本を買ってもちっとも分からず。

時代は古着ブームとなっており、またネットで探すと安く着付けを教えてくれるところもあり、それも自宅のすぐ近く、里帰り中に「お太鼓だけ結べればそれでいいから」と個人特訓(?)を受け、ここら辺は以前にも書きましたけど、フランスに帰ってきてからも「結び方忘れちゃ大変」と2週間に一回くらいは家の中で着物着て太鼓帯を結ぶように…。

そんな感じで10年かけて始まった着物ですけど、いやはやいやはや、リサイクルなどで安くはなったといっても、着物は高いっ! 周辺のものもたくさんそろえなければならず、「この世界に入ってしまったらとんでもないことになる」と。値段を見れば天井知らず。正絹の帯揚げ一枚買ったけど5000円。ステキだから気に入ってはいるけれど、こんな調子じゃとてもとても…はい、悲しいかな、ワタクシに経済的余裕はございません。洋服だって、日本で言えば、シマムラレベルとかもらったお古とか着てるのに。ちなみに、洋服何着ても似合わないのですけど、気に入っているのは「着倒す」感じで何年でも同じの平気で着てます。

さて、手元にある着物、数えたら30枚ちょっとある。帯も何だか分からないのが何本も。袋帯あり名古屋帯あり半幅帯あり。

いっくら本を見てみても、生地の正確な素材が分からない。よくよく見てみると単衣がほとんどで、「単衣は6月9月」とあるから「着る時ないじゃん?」と思っていたけど、柄的にどうみても「これ、昔、お正月によく着ていた柄だよな」とか秋でも冬でも着れそうな感じがして。で、近くに住む、と言っても50㌔離れてる年上の日本女性に着物と帯、全部持って行って見てもらってきた。と言っても彼女にしてもそう詳しくはなかったけど。服業界で働いているフランス人に聞いても、材質は「燃やして見なきゃわからない」くらい難しいらしいから、まあ、仕方ないけど。

でも、単衣のほとんどがウールや綿みたい。小紋袷はみんな正絹で、でも結構気に入っていたサーモンピンクの色無地はポリエステルで『洗濯可』。「ラッキー」だった。

で、ほとんどがい年間通して普段着として着られて、洗える「ウール」の織着物と分かったからには、これは着たい。

… だいたいここで書いている着物用語だってポツポツポツポツやっとこさ少し分かってきたという超初心者。着物の世界は、決まりや何やかんやと知れば知るほど奥が深くて、深すぎて頭がこんがらがるばかり。。。

続きはまた次回。





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by grandma2675 | 2016-05-27 06:43 | 手作り・着物暮らし