お弁当

フランスの小学校で初めて子供たちにお弁当を持たせた時の話。

こちらの学校は日本のと比べて行事がほとんどないのですけど、とにかく学校で遠足というか外出する日がありました。私も一緒にお手伝い半分でついていきました。

子供たちには、私としては普通の、日本式お弁当を持たせました。といっても食材は限られていますし大したものではありませんが、確か、タイ米ごはん+鶏のから揚げ+卵焼き+サラダ+フルーツなんぞを彩りよくお弁当箱に入れて、あと、水筒にはカルピス+デザートにお菓子 …みたいな感じ。それを小さなハンカチ風呂敷でナプキンと一緒に包んであげて。地面に敷く敷物も持たせて。

で、お昼時。みんなの驚いた顔ったらっ!!!!! こちらがびっくり。ワーッて一気に黒山の人だかり。先生までもが写真をパチパチ。

日本のお母さん方でお弁当作りのすっごい上手な人たくさんいますでしょう? 日本の保育園で、私はそういうの得意でなかったので「すごいな」と目を丸くしている方だったのですね。その私が、こっち来たら「うそでしょ?」っていうくらい賞賛の的になってしまって、「○○ちゃんのお母さんはランチの天才」って … 子供たちは中高になっても周囲から羨ましがられているようでした。「○○ちゃんのお母さんのおにぎりが食べたい」「コロッケが食べたい」って。

ちょっ…ワタクシごときのお弁当でそんなに褒めていただいちゃって、日本の、本当のお弁当の達人お母様のレベルを見せてあげたかったですよ。

で、私は私で、フランスの子たちのお弁当見て驚いてて。ハムを挟んだフランスパン+ポテトチップス+りんご丸ごと+コカ・コーラ … みたいな。「えええ~っ? ここはアメリカ?」って。

これ、約15年前の話。今ではBENTOと日本語がそのまま入ってきていますし、お弁当箱も人気で、自分でお弁当作って通勤しているようなフランス人も少なからずいるようです。前日の残り物詰めたりできて経済的だし、自分なりに栄養のバランスなども考えて作れるということで。…変われば変わるものです。

子供たちは既に成人していますが、いまだに「友人がお母さんのお弁当食べたいっていうから作ってよ」と時折催促されます。そうするとこちらも俄然やる気になってしまって、食材が限られているのが難なのですけど、お重箱に5人分くらいのお弁当作って持たせたりしています。

ところで、このお弁当作りで分かっちゃったことがあるのですね。それは次回に。



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by grandma2675 | 2015-11-22 10:03 | フランスの学校・日本の学校