ジョカヘ


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私14歳の時の作品。大島弓子さんは今でもお描きになっているし、好きな作品はたくさんあるけど、最初にあげるとなれば「ジョカヘ…」かな? 「ミモザ館でつかまえて」もいいし「チビ猫シリーズ」もいいし「バナナブレッドのプティング」だって…単なる学園ものも彼女の手にかかると…。

絵がうまいんだか下手なんだかわからない。下手上手というのだろうか?

女性作家は、ある日自分がもう少女でないことに気づき、少女向けのマンガは描けなくなると言っていた…誰だったかな? この時彼女は何歳だったのだろう? 彼女の対談によるとこの作品は失敗だったのだとか…嫌だ、そんなこと言わないで。

ジョカと幼馴染のシモンのラヴストーリー。シモンは、科学者であるジョカの父親が研究中の薬をジョカの勧めで飲んでしまう。この薬はDNAを男性から女性に変えてしまうものだった。そして悲劇が起こる。

いろんな仏語翻訳マンガが出ているけれど、大島弓子さんの作品は翻訳不可能だろうと思う。日本語の言葉遊びが多いから。またこういう絵はフランス人には受け入れられないんじゃないかとも。

しかし一番多感な思春期に、当時の少女らはこんなマンガを読んでいたのだ。性転換の話。女性と化したシモンの美しさを見よ。

「むとんちゃくな神も
わずかな思いやりは あったのか
ぼくを適当にもようがえされた

金色だった髪を 銀白色に
青かった目を翠緑色に
見よ この3つにも4つにも折りたためそうな
柔軟な身体 細い腕
だれが これをむかしのシモンとわかるだろう
今ぼくは 男であり
同時に女である この世の客の
ソランジュ」
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by grandma2675 | 2015-11-01 04:16 | 言葉・本・まんが