モノが食べられなくなれば人は死ぬ

欧米に寝たきり老人はいない Part1

欧米に寝たきり老人はいない Part2

もう20年以上も前の話です。日本での話。

知人の義父が倒れて入院となりました。確か脳溢血か何か。彼女はたぶん私より10歳は年上だったと思います。

彼女とご主人は病院で、義父が寝たきりの、いわゆるスパゲッティ状態にされているのにショックを受け、「自宅に連れて帰る」と。

当然病院の医師には反対されて大喧嘩になり、最後は「殺人罪だ」とまで言われ、それでも担いで義父を連れて帰ったのだとか。

帰って布団に寝かせたはいいけど「さてどうしよう」となり、試に脱脂綿に水を含ませ義父の唇に持っていったら水をすすったので、「『ああ、大丈夫だ』と思った」と。

で、私に電話してきた時は、寝たきりだったその義父は椅子に座るまで回復していたそうで。彼女は夫とともに義父を連れて夫の生まれ故郷に引っ越していきました。

この話を聞いた時「強い!」と思いました。この話はいつも私の頭の隅にあります。私にできるだろうか?と。

もともと生物は歯がなくなりモノが自力で食べられなくなれば死にます。それが本来の姿。人も同じ。

腕につけられた点滴の針を自分で引き抜いて死んでいった老婆の話を聞いたこともあります。

ああ、今思い出しました。これもやっぱり同じ時期。夫の遠い親戚から、確かオランダから手紙が来て。当時もオランダは既に安楽死を認めていたのですかね? 不治の病で、彼は安楽死を選び、死ぬ前に一族全員、ひとりひとりに手紙を書いたのでした。

私は、こういう強さを持ちたいと思っています。自分に対しても、家族に対しても。夫の死生観などもいつも一緒にいて理解しているつもりです。だけどその時強くいられるかと。そんなことを、当時も考えていましたけど、今はより真剣に考える。そういう齢になったということですね。







[PR]
by grandma2675 | 2015-10-18 23:39 | 生きること死ぬこと